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2020-03-06

新春美術館巡り その3 ~国立近代美術館 窓展~

マティス、クレー、デュシャン、リヒター、ティルマンスからル・コルビュジェ、カーンまでとあるのですが、作家よりも「窓」をテーマに集めたユニークな展示会でした。絵画、写真、動画、オブジェなど様々でした。

写真で有名な、ロベール・ドアノーの「だれが何処を見ている?」という作品は初めて見ました。時代が変わっても、人の心理は変わらない点と、こんな面白い作品を昔に撮っていたなんて傑作でした。

ドタン・バタンと木戸をうるさく閉めていたので何かと思ったら、タイマーに設置された3台の扇風機が、バランスよく木製の窓を開け閉めしていたのです。遊び心を、真面目に取り組んでいて面白かったです。

私が、何より関心したのは、現代のCGなどの技術が無い時代に、手作りで何十人という人物を画面に登場させ、ひとつのストーリーを作っていた作品です。約8分の作品でしたが、魅入ってしまいました。

この美術館はチェックごマメですな。

荷物は、コインロッカーに、記入しているボールペンを鉛筆に変えさせたりとソフトやかましかったのも印象的です。

作家で美術品を追うのもいいですが、テーマに沿って美術品をまとめるのも中々良いと感じた展示会でした。

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