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2016-11-29

4万軒のニワカ整体院誕生 前編

今回は、健康情報ではなく、健康業界のお話しです。

最近裏社会の方が、接骨院(柔道整復師)と組んで、多額の不正請求を行い、荒稼ぎをしました。当然すぐバレて、私が知る限り、大きい事件は2度あったと記憶しています。元々、多少の水増し請求は行われていましたが、裏社会と組んでの大がかりな不正は初めてかと思います。案の定、厚生労働省は激怒しました。保険診療がメインの接骨院は、同業者の膨張と、保険点数の締め付けで冬の時代に入っていました。更に追い討ちをかけられたのです。

もう、保険診療では食べていけない!全国の接骨院は、自由診療(実費、すなわちニワカ整体院)への鞍替えに本格始動しました。時代の流れですから、致し方ないことですが、最初から整体院やっている私からすると、ちょいと言いたいことがあります。

昔々、私が整体の学校に通っている頃、接骨院を開業すると、5年でポルシェ!という合言葉がありました。それくらい、儲かるという比喩でした。士農工商という、封建時代のカーストがありますが、我々手技療法の世界でもありました。国家資格に於いて、士は柔道整復師、農・工は鍼灸師、商は按摩・指圧・マッサージ師です。私はマッサージの国家資格を持っており、開業前に、4、5軒接骨院で勤務しましたが、あからさまに扱いが違いました。給料も違います。初めての接骨院勤務では、初任給5万円でしたが、体育会系なので、先輩が、おい飲みに行くぞ!と言われれば行かざるをえませんでした。奢ってくれるならまだしも、自分の飲み食いした分は、安月給の中から払わなくてはならないのですから、たまったものではありません。現在はどうか知りませんが、接骨院には、若いスタッフが多いのですが、ほとんど学生でした。もちろん大学生ではなく、国家資格の専門学校です。中には、民間資格及び素人を雇っているところもありました。

続く

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