催眠 ~最終話~
前回、このテーマを掲載していた時、コロナが蔓延し始め、最終話がずっと休止しておりました。
間が空いてしまって、今更と思いましたが、ケジメとして最終話を掲載したいと思います。
○前回までのいきさつ
コロナが始まる直前、とあるビルで行われた催眠お試しセミナーに参加しました。
気さくなメンバーで、いい奴感のある人達複数名から、催眠療法を受けました。
●催眠の実際
ところが、私にはかからないのです!
確か、4名の催眠術師から(ひとり、15分くらい)受けましたが、全くダメでした。目の前で、熱心に術を施すしている人に
「どうですか?」
と聞かれ、
「全く、ダメです!」
とは、善良な市民であり、小心者の私には言えませんでした。嫌な奴だったら、再起不能になるまで、言ってやりますが、とてもとても、あんないい奴ばかりの相手には、申し訳なくて・・。でも、かかった振りを、1時間以上繰り返すことは、尚苦痛でした。
●何故、ダメだったのか?
私なりに、考えました。施術する人達の雰囲気を見るに、ご当人達は、練習でも実際にかかっているのではないか?と思えます。でなければ、あんなに熱心に術をかける気にならないと思うのです。まだ、多数の人からデーターを取ったわけではないのですが、暗示性の強い人の方が、少ないと思います。圧倒的に、かかりずらい人が多いと思います。
●補足話し
A)逆にデメリットは何か?
Q)悪い暗示でも潜在意識に入りこみ、利用されたり、破滅する可能性も強い。
例えば、某カルト教団のように、毒を撒け!と言われたら本当にやってしまう。
そこまでいかなくても、商品のCM、自虐史観、思想誘導、詐欺など、簡単に利用され、トラブルも増える可能性大ですね。
●ふたつめの補足話し
では、私のように、暗示にかかりずらい人間は、メリットとして、変な宣伝、洗脳に振り回されることは無いのでしょうか?
ところが、そうではないようです。面と向かってくる暗示、派手な暗示にかかりずらい人間は、それとなく忍び寄る洗脳・宣伝、ソフトな洗脳・宣伝には弱い傾向がありました。後で、何であんなの信用したんだろう!という事例を自己分析したら、先のことが、原因でした。
●騙される脳
ともあれ、脳は、錯覚を起こしたり、騙されやすいようです。
MRマリック氏は、今でこそ、マジシャンと名乗っていますが、デビュー当時は違ったのです。今の若い人が聞いたら、大笑いするでしようが、コインにタバコを貫通させてしまうのを見て、本物の超能力と信じた人が多くいました。脳は、騙されやすいのです。心は違いますが。
●まとめ
まとめとして、暗示にかかりやすいAタイプ、かかりずらいBタイプの2種類あるとします。
Aの場合、正面から来る刺激、バンドワゴン効果(人が並んでいると、連られて自分も集まってしまう)に弱い傾向があると思います。良く言えば、素直、あまり深く考えない。悪く言えば、単純、自主性が無い、といったところでしょうか?
Bは、正面からくるものには、警戒心を抱く。疑り深い。ところが、脇が甘く、身近な存在や、気を許してしまうと、暗示にかかりやすい傾向がある。良く言えば、自我がある、自主性が強い。悪く言えば、頑固、情に脆いと言った感じでしょうか?
どう対処すれば良いかと言うと、AにもBにも長所・短所がある。双方とも、短所を気をつけて、長所を伸ばしていくしか無いです。
人の言いなりになるのも良くないし、人の話しを聞こうともしないのも良く無いです。暗示にかかりやすい人は、自分がかかったからと言って、他人も全く同じだと思わないことです。暗示にかかりずらい人は、簡単にかかる人もいるのだ、という理解が必要です。
まぁ、自分の人生の課題・宿題だと思って取り組むしかないですね。