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2016-08-03

開票立会人 ~中編~

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総合体育館は、夏だというのに巨大なエアコン設備により、冷んやりしています。この広さで館内の温冷を操作できるのは、凄いことです。

エアコンの配管というのでしょうか、複数の銀色をした、巨大な管 が丸い口を向け、冷気を吐き続けています。館内は涼やかこの上ない。中で、既に作業をしているのは、9割が地方公務員。

我々一般人たる立会人が入場すると、反応も様々。「こいつらが、俺たちの作業をチェックするのか」とエアコンの冷気ような目で見てくる連中。スマホでも見ているような無感情な顔の輩。「お疲れ様です」と温かい言葉をかけてくるお方。様々で面白いですね。公務員も休みの日に朝から夜まで、お仕事大変ですね。でも、特別手当もありますからね。役所により差はあるのでしょうが、確か3万円くらいもらえるんですよね。休日出勤としては、悪くないのでは?

会場は、長机を二つ合わせて縦に10くらい、等間隔で横に10列くらいだったと思います。各長机に投票箱が運ばれ、一斉に開票されます。総勢約300~400人くらいの若い公務員が、次々と捌きます。ここで、まず同じ票を大まかまとめると、次は機械に票を投入します。かの有名な(株)ムサシが製作した機械でしょう。ここで、更に同じ票がまとめられます。仕上げに最終チェックの長机に運ばれ、少し偉そうな人たちが、紐でまとめます。
高台に位置した我々立会人は、指定の場所に座り、シャチハタのハンコを持って待機します。たまたま隣りに選挙管理委員長がおられたので、質問すると親切にいろいろ教えてもらえました。

小さいお盆というか、ミニトレンチというか、その上に紐でくくられた票(確か千枚~二千枚くらいが札束のように)リレーで回されてきます。当初の説明では、じっくり見たり、紐を解いて確認してもOKということでしたが、世田谷は約60万票もあるので、そこを含んで対応して下さい、と言われました。確認が終わった立会人は、自分の名前のシャチハタネームを指定場所にペタンと押し続けます。ホントにお役所仕事です。一皿にひとり平均1分以内で作業を終わらせていきます。このリレーが滞ると、周りの立会人にも迷惑がかかる。そうなると、同じ筆跡がある!なんて思っても、じっくり確認する暇もありません。

続く

(写真はイメージです)

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