2016-06-24
モハメッド・アリ氏死去 前編
かの有名なアリ氏が世を去りました。
端的に言うと彼の生き様は、自己能力の追求と、黒人の社会的地位の向上だったと思います。
サラッと書こうと思っていたのですが、とても一括りにできる、アリ氏の人生ではありませんでした・・・。
彼が子供の頃、勉強を頑張ったご褒美に、母親からプレゼントされた大事な自転車が盗まれてしまいます。
「盗んだ奴をぶちのめしてやる!」
悔し涙を流して、警察に駆け込む彼を応対したのが、当時ボクシングを教えていた警官だったなんて、まるで、劇画・映画ストーリーの始まりです。豊かな才能を見出され、本格的にボクシングに打ち込むアリ氏。
やがて、オリンピックの代表選手になり、見事金メダルを獲得します。しかし、白人専用のレストランで、金メダリストでも変わりなく、人種差別される現実を見て、彼は金メダルを河に投げ捨ててしまいます。
悔しさを、プロの世界に身を投じ、勝利と共に黒人の社会的地位向上に昇華する人生が始まりました。
続く。
関連記事