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2018-03-31

大事なパートナー選び (ビートきよし氏の回顧録を読んで) ~後編~

よくお笑い芸人さんが、売れるようになると、居丈高になるという話しを耳にします。
なぜなんでしよう?

きよし氏の著書を読んで、少しわかった気がします。

ツービートのお二人、売れるために、普通では引き受けないような営業をしていました。
例えば、ドス黒く濁った隅田川に飛び込まされ、魚を口に加えて上がって来い!とか
サーカスの空中ブランコを、命綱無しでやれ!とか
赤フンドシ一丁で、スキー場でジャンプして、凍ってる池の中に飛び込め!とか
寿司を食わしてやると言われ、たまにはまともな仕事かと思いきや、ドジョウや、金魚を海苔で巻き、生きたまま食わされたとか!
泣きながら食べたそうでよ。

今は少し改善されたようですが、当時は若手芸人に人権無し!とわめかれたそうです。
イジメを超えて、虐待ですな!
そりゃ、反動で居丈高にもなろうってもんです!
局側のスタッフにしてみれば、お前ら視聴者が喜ぶからやってるんだ!とか言うんでしようが、違います!能も無く、頭も心も腐ってるだけです。
さて、スター?を夢見て山形から上京した、きよし氏。夢を実現するために、虐待に耐え、客が二人しかいない演芸場では、全くウケず、支配人には、おまえらのは、漫才じゃないと怒鳴られる!
しかも、相棒のたけし氏は、酔っ払ってアパートで寝てる!だから、一人で漫談やったり、手品をやったり・・。
よくもこんな環境で、頑張れたものです。どこに、夢実現の確信をもてたのでしよう?
ひとえに、 相棒のたけし氏の可能性なんですねぇ。
私生活は、ハチャメチャだけど、浅草の伝説芸人、深見千三郎師匠の生き写しと評されるたけし氏の才能に一途に賭けたわけです。
問題点は、では、どうしたらパートナーとうまくいくか?具体的な対応法が、重要になるわけです。
これは、夫婦・ビジネスとも同じではないかと思います。
まとめます!まず、

1.性格は正反対の方がうまくいきやすい。

2.お互いに、どこかひとつ尊敬できるモノがないと難しい。駆け出しの頃、黙々と一人で漫才の練習をしているたけし氏の姿をきよし氏は何度も目撃していました。また、ある日、さすがのきよし氏もたけし氏にあきれ、解散を申し出たところ、たけし氏の方から「俺が悪かった!もう一度やらせてくれ!」となったのは、質はともかく、営業を取ってきたり、仕事をすっぽかしても、一度も怒らないきよし氏に、感謝とよくやるなぁという、尊敬が、あったからにほかありません。

3.マイペースが、大事。自分の分を知る。相手を支配しようとしない。薄めの付き合いが良い。(きよし氏は、たけし氏の携帯の番号すら知らないそうです)

4.相手のクセを、把握する。3と矛盾するようですが、違うのです。きよし氏は、舞台とは真逆の、無口で神経質で、やや暗いたけし氏の日常や会話を徹底的に観察しました。ツボを心得ることによって、打ち合わせに無いネタをバンバン言ってこられても、突っ込むことができたのです。まぁ、三つしかありませんが・・。

5.賭けと同じ!配られたカードを手にしたら、グズグズ言わず、良い手ができると信じ、頑張ること。嫌なら、潔くやめる!

これらを、きよし氏は実行したのです。中々の人でしょう!
人によって意見は色々あるでしようが、大まか間違ってないと信じます。

たけし氏の例を取ると、彼のように皆さんも部下に、妻に、相棒に「良く頑張ったな。ありがとう」
たまには、こんな言葉を発しているでしょうか?

をはり

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