残暑納涼話しー恐怖!僧侶がホテルの洗面鏡に見たもの
本来、真夏の8月には恒例の納涼話しをアップするのですが、いゃあ、4月から忙しかったのです。
本の初出版と、HP管理担当の変更などでドタバタし、気が付いたら9月です。
まだ蒸し暑いですね。ケジメとして、今回は残暑納涼話しでいきたいと思います。
タイトル通りのお話しです。
当院のクライアントに、Sさんという僧侶がおられます。
月曜〜金曜まではコンサルタント業をし、週末は実家のお寺に帰って僧職に就くという多忙な方です。
そんなSさんから直接聞いた体験談です。
ある時、仕事で関西方面に向かいました。多忙なスケジュールで疲労も蓄積していました。
予約したホテルに向かっている途中、ゲリラ豪雨に見舞われました。
スーツからカバンまでずぶ濡れです。
「仕事がら、感情のコントロールは気をつけているのですが・・」
しみじみとSさんは話し始めました。
「疲労の上に、豪雨でずぶ濡れになり、自分でも珍しくイライラした感情を発してしまったのです」
そのネガティブな感情が引き寄せてしまったのでしょうね、とSさんは続けます。
「不思議な体験はいくつもあるのですが、あれほどハッキリこの世のもので無いものを見たのは初めてでした」
ずぶ濡れでホテルにチェックインしたSさん。すぐにシャワーを浴びて身を清めます。浴室から出て、ホッと一息。洗面台の前で、タオルで頭を拭きながら、ふと目の前の鏡を見上げると
「映っているんですよ、ハッキリと!髪の長い女の姿が!」
まるでドラマか映画そのままのシチュエーションだったそうです。すぐにお経をあげ、唱え終わると既に鏡には何も映っていなかったそうです。
恐らく、以前この部屋で自殺した御霊だろうとのこと。
「やはり、イライラしたり、ネガティブな感情を抱いてはいけませんね」
Sさんは苦笑いして、恐怖体験を教えてくれました。
私の整体学校の同級生で、遠方から通学している者がおりました。ある時、面白い事を言ってました。
「イライラして、列車に乗っていると、気がつくと、ハゲチャビンの親父が、ヨダレ垂らして自分に寄っかかって寝ている」
のだそうです。
ところが、反対に良いことがあり、ワクワク楽しい気持ちで列車に乗り、ふと目が覚めると、隣りにミニスカートのかわい子ちゃんが座っている」
のだそうです。
貞子みたいなのよりは、オヤジの方がマシかもしれませんが・・。
それにしても、ワクワクとイライラの感情の違いで、引き寄ってくるものも変わるというのが、先のSさんと共通していて面白いですね。