新時代の幕開けは、まだこれから!(前編)
独立開業して、今年で20周年を迎えます。移転があったので、通算ですが。
「どんなに時代が変わっても、先生の仕事は
安定していていいですね」
と、日頃良く言われることがあります。私は
「はたして、どうでしょうか?」
と答えます。
回転寿司も、世に初めて顔を見せたとき、本格寿司職人たちは皆冷笑し
「あんなもの、寿司じゃないよ!」
とか
「勝手にやらせとけばいい!」とか言い放ったは良いけれど、本当に勝手に市場を乗っとられてしまいました。
回転寿司業界もどんどんレベアップし、全て機械で握るところもあれば、自ら池州を作り、ネタの魚を確保しているところすらあります。
では、カウンター式の本格寿司店は滅んでしまったのか?
これまた否ですね。どんどん減少しておりますが、残っていますし、残ります。
ただし、これからは中途半端なスタイルでは生き残れないと思います。
ミシュランに認定されたとか、メディアに露出したとか、独自性を強調するとか、新しいスタイルを提供したりとかですね。
大袈裟だと思いますか?これは、全業種の共通項だと思います。全業種と言いましたが、オックスフォードの予想では、10年内に激的に減少する仕事に、工場の工員、ホテルのチエックマン、税理士、ネイリスト、歯科技工士、ダイヤモンド加工士、正社員、等々多数が消えていくと発表。ありがたいことに、整体もノミネートされているとか。
つまり、機械化、ロボット化で便利になり、人の手を必要としない。あるいは、供給過剰(同業店が、多過ぎる)により、レッド・オーシャン、即ち共食い、血みどろの戦いになる!「わかるけど、自分が生きている間は、そんなに変わりゃしないよ!」と大正時代に生まれた方とかPC持ってない方は呑気にしているでしょう。
駅の自動改札が良い例ではないでしょうか?
朝ラッシュ時には、大きな駅では一斉に駅員さんが、ハサミをカチャカチャ鳴らしていたものです。そんなに昔ではないですよ。
それが、あっという間に自動改札に変わり、人がいるのは点検している時のみという現実!
これが新時代の象徴であり、改札だけではないのです。では、人間の仕事は無くなってしまうのか?面白い本を読みました。元、Konicaの開発部長で、理系の方ですが、スピリチュアリズムに目覚めて、同種の会社も立ち上げ、本も出版したのです。彼曰く、現在の仕事の7割が、今までに無い仕事と入れ替わる!というくだりがあるのです。
続く