2018-11-23
部下・スタッフを、操る!? ~その4~
脳が騙されやすいのは、わかった!しかし、一人の人間でも、「変える」というのは大変なことなのに、複数の人間やスタッフを意のままに動かすのは至難の技ではないのか?
こう、思われて当然です。
面白い実験結果があります。
大勢の人が、皆、空を見上げています。たまたま通りかかった人が、何事だろうと、一緒になって空を見上げ始めました。大勢というのが、実はサクラでした。
似たような実験で、一人がエレベーターを待っています。到着したエレベーターに乗ろうとしたら、中にいる人たちが、皆、後ろ向きに立っている。首を傾げながら乗り込みますが、周りに合わせて自らも後ろ向きに立ってしまう。これも同じく、最初から後ろ向きになっていた人たちはサクラでした。
人は、外郭で判断する生き物です。知り合いの髪の毛が、どちらに分けていたかを瞬時に答えられる人の方が、珍しいと思います。
何より、多くの人に合わせようとする傾向が強いのです。
個人ひとりひとりに対応するよりも、複数、又は集団に同じ合言葉、仕草、服装、その他で統一性を持たせ、反復して刷り込んだ方が能率的なのです。
それにしても、「脳の中の幽霊」なんて古いなぁ〜、今は新著「脳の中の天使」がでてるぜぇ〜!
なんて、声が聞こえてきそうです!
んなことは分かってます!
今や、更に進んでバーチャルがメインに進んでいます。既に、スタンフォード大学の教授が、「VRは脳をどう変えるか」仮想現実の心理学 (写真)なんて本も出版されています。
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