2016-06-24
ゲシュタポ長官のお抱え整体師 前編
今回、社会面が強いですが、違う角度から健康・整体にスポットを当ててみたいと思います。
先日、ドイツで90歳を越える老人が、元ナチス親衛隊で、アウシュビッツの看守だったことがわかり逮捕され、5年の禁固刑に処せられました。高齢では、10年以上に感じることでしょう。しかし、彼にとって最も辛いのは、子や孫にも、誰にも内緒にしてきた過去が知られてしまったことです。
強制収容所では、暴力・迫害・殺戮が公然と行われていたからです。
有名なのは、アイヒマンですが、かの老人も元手下として検挙された次第です。しかし、一体誰が戦後70年経っても秘密を探しだし、逮捕したのでしょう?モサド(イスラエルの秘密警察)でしょうか?
アイヒマンの更に上に君臨し、冷酷非常を発揮したのが、有名なヒムラー長官です。ところが、この長官は慢性の胃痛持ちでした。当時、高名な医師でも、モルヒネも効かないこの持病を、手技のみで治した男がいました。しかも、シンドラーに劣らず、ゲシュタポや収容所に囚われている人々をヒムラーに掛け合い、救出した英雄でもあります。その数、6万人とも言われています。
整体師の名前はケルステンと言います。
続く。
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