イカ・鯖(さば)の寄生虫　前編

アニサキス

先日、約半年ぶりに来院されたＫさん。お仕事が忙しかったそうです。一息ついた先日、朝から猛烈に胃が痛くなり、速攻、医師に胃カメラで診てもらいました。何と、胃の中に3センチほどの寄生虫がいました！

内視鏡は便利ですね、医師はそのまま寄生虫を引っ張りだしてくれました。嘘のように、胃は正常に戻りました。
信じられないことに、最近寄生虫が流行っているとか！名前は、アニサキス！

現地から、輸送も早く、便利になったのが原因のひとつらしいです。

「何か生モノを食べましたか？」と医師に質問されても、試食でイカの塩辛を食べたことしか記憶にないことを話すと

「そのイカ・鯖に多いのです！」

と言われました。3センチもあれば、肉眼でわかりそうなものですが、小さく丸まってしまうと見つけづらいようです。
良く、シメ鯖なんてありますが、あの程度のお酢では死なないのだそうです。ワサビでも効かないとか。人体に浸入すると、胃袋のヒダに隠れ、悪さをします。

古いHPのブログでも少し触れましたが、本当は寄生虫というのは、恐ろしい存在なのです！先の寄生虫は、まだ軽い方です。中には、死に至らしめるものもあるし、難病奇病の知られざる原因と推測されるものもあります。例えば、有名な北海道の旭山動物園でも、こんな事件があったのです、それは・・・

続く